むくみにはこんな野菜
カリウム
特に女性に多いむくみですが、夕方になると朝とは違って脚がパンパンになってしまう事もあると思います。
また次の日に顔がパンパンにむくんでしまって、出勤するのに一苦労という事もあるでしょう。
実はむくみに有効なのが、カリウムです。
カリウムは、ミネラルの一種で生きるために欠かせない栄養素とされています。
ナトリウムと同様体内に多く存在していますが、ナトリウムは細胞外液、カリウムは細胞内液に豊富に含まれています。
基本的にナトリウムもカリウムも体内で一定の濃度に保たれていますが、この濃度が崩れるとむくみが発生するのです。
カリウムが不足すると、体はナトリウムの濃度を下げるため水分を溜めこみ、これがむくみへとつながります。
なので、カリウムを積極的に摂取する必要があるのですが、特に里芋、さつまいも、じゃがいも、パセリ、ほうれん草、かぼちゃなどに多く含まれています。
里芋にはカリウムが豊富で、サツマイモやジャガイモを多く上回っています。
さらに、サツマイモやジャガイモと比べてカロリーが低い食材なので、ダイエット中の方にもおすすめですね。
もちろんサツマイモ、ジャガイモにもカリウムが豊富ですが、より効率良く摂取するなら里芋をおすすめします。
パセリに関しては、あまりそれだけで食べる事は多くないと思いますが、付け合わせや彩によく使われますよね。
ただし、あまり過剰に摂取すると健康被害が出る可能性があるので、適量を摂取するようにしましょう。
ほうれん草やかぼちゃなどは日々の食事でもよく使われる食材なので、意識して取り入れると良いですね。
むくみやすい食べ物
何気なく口にしている食べ物が実はむくみを引き起こしている可能性があります。
例えば、塩分の多い食べ物として漬け物、ラーメン、かけうどん、かまぼこやはんぺん、薩摩揚げなどの魚の練り製品、おでん、ハムやベーコンなどの加工品を摂取するとむくみやすくなります。
ただし、塩分不足になってもミネラルバランスが悪くなり、逆にむくみやすくなってしまうので、日々適切なバランスを保つ事が大切なのです。
特に外食などが多い、濃い味付けが好きという方はむくみやすい体になってしまっている場合があるので、薄味、和食を心がけましょう。
むくみに効く食べ物
むくみを解消するにはどういった食べ物が良いのでしょうか。
やはりカリウムが豊富な野菜や果物を積極的に摂取し、体内のナトリウムとのバランスを整える事を一番に考えてみてください。
そして、利尿作用と悪玉コレステロールの排出作用があるサポニンも積極的に摂取しましょう。
大豆などのマメ科の食べ物、スイカ、きゅうり、冬瓜などウリ科の食べ物、高麗人参などに多く含まれますが、摂取するのが難しい場合は、サプリメントを併用してみてください。
植物に多く含まれる色素や苦み成分であるポリフェノールですが、こちらは抗酸化作用や血液をサラサラにする効果があります。
明日葉、ブルーベリー、大豆、黒豆、生姜、緑茶、カカオ、ウーロン茶、コーヒーなどがあるので、日々の飲み物をこちらに変えてみてはいかがでしょうか。
その他、水溶性ビタミンの一種であるビタミンB1が糖質の分解を助け、血液をサラサラにしてくれ、タンパク質の分解を助けてくれるビタミンB6も優秀な成分です。
ビタミン類は特に緑黄色野菜に豊富に含まれているので、日頃から積極的に食卓に取り入れるようにしましょう。
食事や飲み物を意識するだけではなく、適度な運動をしたり、アルコールを控えたりするのも効果的です。